ニシン
【ニシン】(鰊・鯡)・・(目名)ニシン目、(科名)ニシン科。全長 平均30cm?35 cm。北日本を中心に生息しており、日本以外では釜山、ベーリング海、カリフォルニアなどに生息している。腹は銀白色で、背中は青黒色。12年ほど生きるものもいるらしい。回遊魚であり、産卵期である春に北海道に来遊する。過去に大量の漁獲があり、北海道ではその時の猟師達が「ニシン御殿」と呼ばれるほど立派な家を、こぞって建てたことが有名である。しかし、近年では温暖化などによる海流の変化に伴い、漁獲高も激減し、ニシンの卵である数の子は高級食材として扱われるようになったのである。それでも、ロシアやカナダからの輸入経路を確保したため、日本国内で販売されるものはほとんど輸入物となった。白身魚であるニシンは、フライやマリネにされることが多く、産卵期の脂ののったものは塩焼きでもおいしい。また、ニシンを干して作られた身欠きニシンは、正月の雑煮に使われることもあり、冷蔵保存が難しかった昔の人のアイデアである。